被爆者のサーロー節子さんら 平和賞授賞式前に会見[2017/12/10 06:20]

 ノーベル賞の授賞式を10日に控え、ノルウェーのオスロでは平和賞の授賞式で被爆者として演説するサーロー節子さん(85)らが会見しました。

 サーロー節子さん:「被爆者が経験したことを人類は二度と経験してはいけません。いま、世界は生きるうえでさらに危険な場所になってきています」
 広島で被爆し、カナダに暮らすサーローさんは今回、平和賞を受賞するICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)と被爆体験を証言する活動などを続けてきました。日本時間の10日午後9時から始まる授賞式では、サーローさんが被爆者として初めて演説し、核廃絶を世界に訴えます。また、授賞式が開かれるオスロには広島で被爆したピアノが日本から運ばれました。11日に行われる平和賞のコンサートで音色が披露されます。

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