シリア国内に展開しているロシア軍 大部分を撤退へ[2017/12/12 08:02]

 ロシアのプーチン大統領は過激派組織「イスラム国」掃討などのため、シリア国内に展開しているロシア軍の大部分を撤退させると発表しました。

 ロシア、プーチン大統領:「シリアに駐留するロシア軍は、大部分が帰還することになる」
 11日、プーチン大統領は突如、シリアを訪問して空軍基地で兵士らを前に演説しました。プーチン大統領は「シリア軍との協力によって国際テロ組織を撃破した」と、「イスラム国」に勝利したことを強調してシリアに展開している兵力の大部分を撤退させる考えを示しました。一方で、「テロ組織が再び台頭すれば見たこともないような攻撃を加える」とも述べていて、北西部のフメイミム空軍基地などロシア軍の重要拠点については引き続き戦力を維持する方針です。基地ではシリアのアサド大統領がプーチン大統領を出迎え、ロシアへの感謝を伝えました。

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