「直接対話すべき」と米担当者 自らは接触予定なし[2017/12/15 17:29]

 アメリカ国務省の北朝鮮問題担当、ジョセフ・ユン特別代表が訪問先のタイで会見を開き、「北朝鮮とは直接、対話するべき」と話しました。

 ジョセフ・ユン特別代表は、タイ政府の高官らと北朝鮮問題について協議するためにバンコクを訪れています。15日の記者会見でジョセフ・ユン特別代表は、アメリカ政府は「北朝鮮に対して制裁だけでなく、直接、対話を行うべき」との考えを示しました。一方で、16日までのバンコク滞在中に「北朝鮮の関係者と接触する予定はない」と話しました。北朝鮮政策を巡っては、ティラーソン国務長官が「前提条件なしの対話に応じる用意がある」と発言しましたが、その後、マクマスター大統領補佐官が「アメリカ側からの譲歩はない」との立場を示しています。

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