慰安婦合意から2年 日本は合意の着実な実施求める[2017/12/28 05:50]

 慰安婦問題を巡る日韓の合意から28日で2年となります。韓国では「元慰安婦らの意見を十分、聞かなかった」とする検証結果が出る一方、日本は合意の着実な実施を求めています。

 2015年の慰安婦合意について韓国政府の特別チームは27日に検証結果を発表し、「元慰安婦らの意見を十分、聴取しないまま韓国政府が合意をまとめた」と指摘しました。ただ、当時、日本に駐在していた柳興洙(ユ・フンス)元韓国大使は、ANNの取材に応じて「難しい問題を解決できて、これで日韓関係はうまくいくと思った」と振り返りました。
 柳興洙元韓国大使:「もう少し日本から誠意ある態度、誠意ある反省・謝罪と感じられる、そのような印象が韓国国民に感じられたならもっと良かった」
 柳元大使は「歴史問題は少し置いておいて、安保や経済協力などは強化していければ」と話しました。日本側は河野外務大臣が「韓国政府が合意を変更しようとするのであれば、断じて受け入れられない。合意を引き続き着実に実施するよう強く求める」とコメントしました。

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