トランプ政権“発足1年”政府高官の3人に1人が離職[2017/12/31 05:51]

 アメリカのトランプ政権が発足してから、来月で1年です。起用された政府高官のうち3人に1人が離職する異例の事態になっています。

 トランプ大統領は、国家安全保障問題担当のフリン大統領補佐官や側近だったバノン首席戦略官を相次いで解任しています。29日付の「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、アメリカのシンクタンクの調査をもとに、トランプ政権の高官61人のうち21人が辞職や転任、更迭になったと報じました。離職率は34%です。これは、政権1年目の離職率が過去40年で最も高かったレーガン政権の2倍です。オバマ前政権は9%でした。調査結果について、シンクタンクは「高い地位のスタッフの離職が多いなど前例がない」と指摘しています。

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