北朝鮮めぐる外相会合 “対話のための譲歩”を否定[2018/01/17 11:46]

 カナダのバンクーバーでは北朝鮮問題についての外相会合が開かれ、圧力強化に向けた方策などが話し合われました。会場から報告です。

 (高羽佑輔記者報告)
 アメリカのティラーソン国務長官が、会見で今回の成果を訴えました。
 ティラーソン米国務長官:「北朝鮮により効果的な制裁の実行を通じて圧力を強化する方法を議論し、参加国は(制裁を)実行する方法を提案した」
 会合では、北朝鮮への船同士による密輸を止めるために海上で検査活動を強めることが議論されました。南北対話が持たれた後の会合でしたが、アメリカ側は米韓合同の軍事演習を止めるつもりはないなどと、対話のために譲歩する姿勢を真っ向から否定しました。また、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相も、「挑発行動が続くと、さらなる制裁に直面するだろう」と強気な姿勢を示したほか、カナダやイギリスも同調して一体感をアピールしました。今後の焦点は今回参加しなかった中国とロシアの対応です。日本は引き続き、圧力の強化を国際社会に訴えていきたい考えです。

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