トランプ氏「有利ならTPP復帰…」 再交渉が大変![2018/01/26 11:46]

 アメリカのトランプ大統領はTPP(環太平洋経済連携協定)への復帰を検討する用意があると表明しました。「有利な条件になるならやる」と発言しています。

 トランプ大統領:「米国にとって、より有利な条件になるならばTPPをやる。この協定は構造そのものがひどかった。もしも我々にとって有利な条件を引き出せればTPP参加を検討する」
 スイスで開催されているダボス会議に出席しているトランプ氏は、CNBCテレビのインタビューで「アメリカにとって、より有利な条件になるならばTPPをやる」と述べました。同時に「現在のTPPはひどい」とも強調しています。トランプ氏は大統領就任直後の去年1月、「TPPから永久に離脱する」という大統領令に署名していました。TPPを巡っては、アメリカを除く11カ国が3月の署名式開催を目指すことで一致したばかりです。日本政府などはアメリカの復帰を希望していますが、アメリカに有利な条件にするためには大掛かりな再交渉が必要になりそうです。
 茂木経済再生担当大臣:「(復帰検討を)歓迎したいと思います。(米国を除く)TPP11を決着した通りにしっかりと発効させる、それが最優先である。説明を求められれば米国に対して説明していきたい」

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