独「大連立」政権発足か 首相率いる与党と第2党で[2018/02/08 05:58]

 政権樹立に向けて連立協議が続くドイツで、メルケル首相の与党と第2党の社会民主党が2大政党による、いわゆる「大連立」政権を発足させることで大筋で同意に達しました。

 去年9月の総選挙でメルケル首相が率いる「キリスト教民主・社会同盟」は過半数に届かず、他党との連立交渉を進めていました。当初、第2党の社会民主党は政権入りに否定的でしたが、ドイツメディアによりますと、「大連立」を望む世論を受け、大筋合意に達したということです。再選挙の可能性や新興右派政党の勢力拡大を警戒したものとみられます。4カ月に及ぶドイツの政治空白はヨーロッパ経済の大きな懸念材料になっています。

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