日系企業への影響配慮を…EU離脱見据え英首相に要請[2018/02/09 09:39]

 EU(ヨーロッパ連合)からイギリスが離脱するまで1年余りに迫るなか、日系企業の幹部らがメイ首相と会談し、離脱による悪影響が出ないよう要請しました。

 会談にはイギリスに進出する日本の自動車メーカーや金融、商社など18社が参加しました。イギリスには日系企業が1000社ほど進出していて、EU離脱後に関税や新たな規制が設けられれば影響が予想されることからメイ首相に配慮を求めました。
 鶴岡公二駐英大使:「円滑な貿易が今後ともイギリスとEUの間で継続していくことを期待すると要望を申し上げた」
 これに対し、イギリス側からは日系企業の要望に応えられるようEUと精力的に交渉にあたりたいと説明があったということです。ただ、メイ政権内ではEU内で関税を設けない、いわゆる「関税同盟」からイギリスが撤退するかどうかを巡って意見が対立していて、先行きは不透明です。

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