エジプト博物館の「叫ぶミイラ」 初めて一般公開[2018/02/15 23:26]

 エジプトの博物館で世にも珍しいミイラが発見から130年以上を経て初めて一般公開され、話題となっています。

 「叫ぶミイラ」はDNA鑑定の結果から、今から3000年前に古代エジプト王朝で権勢を誇ったラムセス3世を暗殺したとされる息子のペンタウアー王子とみられています。王子はその後に処刑され、ミイラにはその時の表情がそのまま残されています。また、他のミイラのように白い布ではなく、当時、不浄とされたヤギの皮で包まれていて、「地獄へ落ちるように」という意味が込められていたとされています。1886年の発見以来、初めて一般公開され、カイロのエジプト博物館には1週間で2万人が来場するほどの人気だということです。

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