幻の「米朝極秘会談」 その米側の舞台裏が明らかに[2018/02/21 17:14]

 幻の極秘会談を決めた舞台裏を「ワシントンポスト」が事細かに報じています。

 北朝鮮の金正恩委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)氏との極秘会談の計画が固まったのは今月2日です。場所は大統領執務室。つまり、トランプ大統領が計画に大きく関わっていたのです。他にペンス副大統領やマクマスター補佐官ら5人に加え、CIA(中央情報局)長官は電話で、マティス国防長官やティラーソン国務長官も議論に参加と主な閣僚がそろった場でゴーサインが出されました。その後、ペンス副大統領は5日に出発し、韓国入りしてから北朝鮮側と詳細を詰める予定でした。9日の開会式ではペンス副大統領、その後ろに与正氏が座っている姿がありました。極秘会談が予定されていたのは翌日の10日。場所は韓国の大統領府で、ペンス副大統領と与正氏らが出席予定でした。しかし、会談当日、開始2時間を切ったところで北朝鮮側が突然、キャンセルをしてきたということです。

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