「ロヒンギャ」焼き討ちの村を造成か 写真を公開[2018/02/23 23:30]

 ミャンマーの少数派イスラム教「ロヒンギャ」の難民問題で、焼き討ちされたロヒンギャの村が重機で造成されているとする写真が新たに公開されました。

 国際人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチは23日、アメリカのデジタルグローブ社のミャンマー西部ラカイン州の衛星写真を公開しました。今月上旬に撮影されたとする写真では、去年12月から1月まではあったはずの焼き討ちを受けた村や林がなくなっているように見えます。ヒューマン・ライツ・ウォッチは、重機で造成されていると指摘したうえで「この場所に住んでいたロヒンギャの記憶と法的権利を消し去る行為だ」と批判しています。去年8月に起きたミャンマーの治安部隊とロヒンギャの武装勢力の衝突以降、国連によりますと、68万人以上が隣国バングラデシュに逃れています。

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