米朝高官は3つ離れた席に 韓国で金氏への抵抗強[2018/02/25 17:40]

 アメリカのイバンカ氏や北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)氏が参加する平昌(ピョンチャン)オリンピックの閉会式。アメリカと北朝鮮の接触があるのか注目されます。

 (外報部・南出記者報告)
 最新情報によりますと、金氏とイバンカ氏は3つほど離れた前後の席に座るということです。現在の会場周辺の様子は、24日までとは比べものにならない数の警察官や警察車両が配置されて厳重な警備態勢が敷かれています。金氏を巡っては、今も会場の周辺やソウルでも保守系の団体を中心に受け入れに反対する抗議活動が行われていて、25日夕方になるにつれて数が増えています。平昌の街の人に話を聞いたところ、「普段は政治にあまり興味がないが、金氏に対しては抵抗がある。なぜ、韓国政府は入国を拒否しなかったのか疑問だ」という声が多数、上がっていました。今回のオリンピックでは、アイスホッケーの合同チームや北朝鮮の女性応援団の派遣など、韓国・北朝鮮がそれぞれ融和ムードを作り出すことに一定程度、成功したといえましたが、最後の最後に金氏を受け入れたことで、韓国国民の間でも文在寅(ムン・ジェイン)政権の判断に反発の声が広がっています。

こちらも読まれています