中国国家主席の任期撤廃へ 憲法改正で“長期政権”[2018/02/26 00:05]

 中国共産党は、2期10年とする国家主席の任期を撤廃する憲法改正案を発表しました。習近平国家主席が長期政権を担うための布石とみられています。

 新華社通信によりますと、憲法改正案では、憲法で定められている国家主席と副主席の任期である2期10年の条項が削除されるということです。これにより、国家主席の任期の上限がなくなるため、習主席が現在の任期である2023年以降も国家主席にとどまることが可能になります。今回の発表は党中央による事実上の決定事項のため、中国の国会にあたる全国人民代表大会で可決される見通しです。習主席が自身の権力基盤をより強化するために、3期目の続投を視野に入れたものとみられます。

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