北朝鮮「十分な用意」「米朝関係発展すべき」とも…[2018/02/26 05:54]

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の代表団は閉会式の前に平昌(ピョンチャン)で会談し、北朝鮮側は「アメリカと対話する十分な用意がある」との考えを示しました。

 文大統領は25日の閉会式の前に北朝鮮の朝鮮労働党・金英哲(キム・ヨンチョル)副委員長をトップとする代表団と約1時間、会談しました。文大統領は「南北関係はこれからも広範囲に拡大し、進展しなければならない」と強調し、北朝鮮側は「金正恩委員長も同じ意思を持っている」と伝えました。また、文大統領が「米朝対話が早期に開かれるべき」と述べたのに対して、北朝鮮側は「アメリカと対話する十分な用意がある」とする考えを表明し、双方が「南北関係と米朝関係がともに発展すべき」との意見で一致しました。今回の会談は非公開で行われ、2010年の韓国軍の哨戒艦沈没に関与したとされる英哲氏に対する韓国国内の反発に配慮したとみられています。

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