トランプ氏が牽制 報復措置なら「EUの車にも関税」[2018/03/04 11:53]

 アメリカのトランプ大統領は、EU(ヨーロッパ連合)が報復関税で対抗する検討に入ったことに対して、「EUから輸入される自動車にも税金を課す」考えを示しました。

 トランプ大統領は3日、「EUがアメリカの企業に既に課している大きな関税や障壁を増やそうとするのなら、アメリカに自由に流入している自動車に税金をかけるだけだ」とツイッターに投稿しました。トランプ大統領が表明した鉄鋼やアルミニウムに関税を課す決定に、EUは報復関税を課す構えをみせ、各国からも批判が相次いでいます。これに対してトランプ大統領は、「貿易戦争になっても構わない、楽勝だ」と強気の姿勢を崩していません。秋に控える中間選挙を見据えて、国内産業を保護する姿勢をアピールする狙いがあるとみられますが、アメリカとEUの間でも報復の応酬に発展する恐れがあります。

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