NYで東日本大震災の犠牲者をしのぶ追悼式典[2018/03/05 15:02]

 アメリカ・ニューヨークで東日本大震災の犠牲者をしのぶ追悼式典が開かれ、被災地の高校生らが出席しました。

 宮城出身のイラストレーター・大友あかりさん:「被災者にとってすべてを奪った震災は思い出すのもつらい。それでも被災者は私たちに伝えてくれます。次の世代が語り継いで被害を最小限にするために」
 被災地の高校生・関根颯姫さん:「私は精神的にも肉体的にも落ち込むことになり、死んだ方がましだ、死のうと考え、そうしようとしました。でもできませんでした。私にはまだやるべきことがあると思ったからです。私には夢があります」
 式典にはニューヨーク在住の日系人やその家族など約440名が出席し、1分間の黙祷(もくとう)を行うなど犠牲者を悼みました。また、原発事故の被害を受けた福島県の高校生も日本から参加し、避難先で差別を受けたことなど震災の体験を語りました。この式典は「震災を忘れない」というメッセージを海外から送ることを目的に震災の翌年からニューヨークで毎年、開催されていて、今回で7回目となります。

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