アサド大統領 「テロリストとの戦いは続ける」[2018/03/05 17:04]

 シリアのアサド大統領は、激しい空爆で650人以上が死亡している東グータ地区について、今後も攻撃を続ける考えを強調しました。

 アサド大統領は4日、メディアのインタビュー取材に対し、「東グータでの作戦はテロとの戦いである」としてアサド政権による攻撃の正当性を主張しました。一方で、「軍の進攻と並行して住民の避難経路も確保する」とも述べ、住民の安全確保に配慮する姿勢も強調しました。化学兵器を使用した疑惑については、「西側諸国がシリアを攻撃する口実にしている」と否定しました。「シリア人権監視団」によりますと、東グータ地区での進攻作戦を進めるアサド政権軍が地区全体の25%を制圧する一方、約40万人とされる住民の避難は進まず、先月18日からの攻撃で690人以上が犠牲となっています。

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