大統領ツイッター後「電話受けた」米国務長官を解任[2018/03/14 11:50]

 アメリカのトランプ大統領に電撃解任された外交のトップ、ティラーソン国務長官が大統領にツイッターで解任を公表された後に「電話を受けた」と明かしました。トランプ氏は就任直後から意見の違いなどで政権の高官を次々と交代させてきました。ティラーソン氏とも北朝鮮問題などで方針が合わず、米朝首脳会談を前に自らの考えに近い強硬姿勢のポンペオCIA(中央情報局)長官を後任に起用します。

 アメリカ、ティラーソン国務長官:「きょう、大統領から電話を受けた。私の国務長官としての使命は3月31日に終わる。アメリカ人とアメリカに神のご加護を」
 ティラーソン氏は会見で、北朝鮮問題などでの在任中の成果を強調しましたが、トランプ氏の名前は出さず、感謝を示す言葉もありませんでした。国務省の広報担当の次官は「解任理由が分からない」と不満を示す異例の声明を発表しましたが、直後にホワイトハウスに解任されました。後任のポンペオCIA長官はトランプ大統領の側近で、元政府高官は「イエスマンで周りを固めようとしている」と指摘しています。

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