元スパイ暗殺未遂 英ロ、安保理緊急会合で対立[2018/03/15 11:54]

 イギリスでロシアの元スパイの男性らに神経剤が使われた暗殺未遂事件を巡って、国連の安全保障理事会が緊急会合を開きました。イギリスがロシアを強く非難したのに対し、ロシアは関与していないと反論しました。

 イギリス、アレン国連次席大使:「イギリス政府はこの無謀な行動の責任がロシアにあると結論付けた」
 ロシア、ネベンジャ国連大使:「ロシアが関与したというなら、事件の物的証拠の提出を求める」
 会合で、イギリスは「軍で使われるレベルの神経剤が使われ、ロシアが開発したものだと結論付けた」と説明し、「大勢の一般市民が巻き込まれる可能性があった」と非難しました。これに対し、ロシアは「この事件に関与していない」と完全に否定しました。そのうえで、「事件に使われた神経剤と同じ種類の物質がかつてイギリスで作られていた」と主張しました。

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