ロヒンギャ受け入れ施設公開 準備不足が浮き彫りに[2018/03/19 05:55]

 ミャンマー政府は、難民化しているイスラム教徒「ロヒンギャ」を受け入れる新たな施設を一部メディアに公開しました。しかし、準備が整っていない現状が浮き彫りになりました。

 ロヒンギャは、国境をまたぐ橋を渡ってミャンマーに戻ると、まず身元や健康状態を確認するための施設に集められます。ミャンマー政府は、この施設の内部をANNなど一部の海外メディアに公開し、受け入れの準備が整っているとアピールしました。一方で、ロヒンギャに提供される住宅は2棟しか完成していないことが分かりました。行政の担当者は、「帰還開始後に100棟ほど建設する計画で問題ない」と説明しますが、受け入れ態勢が整っているとは言えず、いつ帰還が始まるのか不透明な状況です。

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