キタシロサイ“絶滅”ほぼ確実に 最後のオス死ぬ[2018/03/21 17:23]

 世界に1頭だけ生存していたキタシロサイの雄が死にました。高齢で立つこともできなくなり、容体が悪化、安楽死となりました。

 絶滅が危惧されていたキタシロサイの最後の雄「スーダン」が19日、アフリカのケニアで死にました。保護されていた自然保護区によりますと、45歳のスーダンは高齢によって立つこともできなくなり、容体も悪化していたため安楽死させたということです。スーダンは最後の野生のキタシロサイで、この10年ほどは密猟者から狙われないよう武装した監視員に24時間、見守られながら暮らしていました。数十年前までキタシロサイはアフリカの中部に広く生息していましたが、乱獲によって急激に数が減ったということです。これで、残るのは雌2頭のみとなりました。

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