EU議員団 米朝首脳会談は「6月以降にずれ込む」[2018/03/30 07:01]
北朝鮮の高官らと水面下の協議を続けてきたEU(ヨーロッパ連合)議会の議員団トップがANNのインタビューで、トランプ大統領と金正恩委員長による米朝首脳会談の時期がずれ込む可能性を指摘しました。
EUのヨーロッパ議会で朝鮮半島交流議員団の団長を務めるナージ・デバ氏は、過去3年間で14回、北朝鮮の閣僚を含む高官と協議を続けて核廃絶に向けた交渉のテーブルにつくよう説得してきました。26日にベルギーのブリュッセルで北朝鮮高官と会談する予定でしたが、先週に急きょ、延期の連絡があったということです。
EU議会議員団、ナージ・デバ団長:「会う予定の北朝鮮高官は今、移動中と聞いている。本来はきょうにも会うはずだったのだが、彼らの日程の都合で延期した」
デバ団長は北朝鮮高官の名前を明らかにしませんでしたが、延期には金委員長の中国訪問が影響した可能性もあります。
EU議会議員団、ナージ・デバ団長:「トランプ大統領は5月にも会談するとしているが、難しいと思う。6月か7月にずれ込むだろう。それでも障害を乗り越えるには時間は少ないくらいだ」
また、デバ団長は5月までに開催するとされているトランプ大統領と金委員長の会談について、時期がずれ込むのではないかという見方を示しました。