天宮1号、間もなく大気圏に 日本も落下範囲か[2018/03/31 11:53]

 制御不能になっている中国の宇宙ステーション実験機「天宮1号」が早ければ31日にも大気圏に突入する見込みで、地上まで落下する恐れも指摘されています。

 天宮1号は中国が2011年に打ち上げた宇宙ステーション実験機で、全長約10メートル、重さは8.5トンあります。2016年に運用を終えましたが、現在は制御不能になっているとみられ、中国当局は今月になって31日から4月2日の間に大気圏に突入するという予測を発表しました。天宮1号は29日に関東上空を通過する姿が捉えられています。今後、大気圏に突入する際は軌道から外れるため、落下場所は特定が難しく、明らかになっていません。ESA(ヨーロッパ宇宙機関)は落下する恐れのある一帯に日本も含めていますが、人に当たる恐れはほとんどないとしています。

こちらも読まれています