トランプ氏「代償を払うべき」シリアの化学兵器批判[2018/04/09 05:56]

 内戦が続くシリアでアサド政権側による化学兵器を使用したとみられる攻撃があり、これに対してアメリカのトランプ大統領は「代償を払うべきだ」などと非難しました。

 反体制派のNGO(非政府組織)「シリア人権監視団」によりますと、7日、東グータ地区でアサド政権側による空爆があり、子ども4人を含む11人が呼吸困難の症状で死亡しました。化学兵器である塩素ガスが使われた疑いがあるということですが、政権側は否定しています。これについてアメリカのトランプ大統領は8日、ツイッターで「化学兵器による容赦ない攻撃で女性や子どもを含む多くの人が死亡した」「大きな代償を払うべきだ」と述べ、アサド政権側を批判しました。一方、シリアの国営メディアによりますと、抵抗を続けていた反体制派は8日、東グータ地区から撤退することで合意しました。6日からの2日間で子ども22人を含む82人が死亡した東グータでの空爆は収束に向かうものとみられます。

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