苦しむ子どもたち アサド軍、化学兵器で空爆か[2018/04/09 10:32]

 内戦が続くシリアでアサド政権側による化学兵器を使用したとみられる攻撃があり、女性や子どもを含めて死者は90人を超えました。

 反体制派のNGO(非政府組織)「シリア人権監視団」によりますと、首都ダマスカス近郊の東グータ地区で6日からアサド政権側による空爆が続き、これまでに子ども27人を含む96人が死亡しました。また、救助活動を行うボランティア団体「シリア民間防衛隊」は、化学兵器が投下されて40人以上が窒息死し、500人以上が治療を受けていると主張していますが、政権側は化学兵器の使用を否定しています。一方、シリアの国営メディアによりますと、抵抗を続けていた反体制派は8日、東グータ地区から撤退することで合意しました。空爆は今後、収束に向かうものとみられます。

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