シリアめぐり緊急安保理 米ロが真っ向から対立[2018/04/10 10:32]

 シリアの化学兵器問題で国連の安全保障理事会が緊急会合を開き、アメリカとロシアが真っ向から対立しました。

 アメリカ、ヘイリー国連大使:「米国はシリアの人々に化学兵器を使った極悪非道な人間に責任を取らせると決意している」
 9日の安保理の緊急会合で、アメリカはアサド政権の後ろ盾となっているロシアを名指しし、「化学兵器の使用を止めることができたはずだ」と強く非難しました。一方、ロシアは「化学兵器が使用された証拠はない」と否定しました。
 ロシア、ネベンジャ国連大使:「米国が軍事行動を模索していることを懸念している。非常に危険な行動だ」
 また、フランスやイギリスはアメリカが軍事行動に踏み切った場合、同調する可能性も示唆するなど、シリア情勢を巡る緊張が高まっています。

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