ロシア軍 シリア上空で米軍ドローンに電波妨害か[2018/04/11 01:42]

 内戦で化学兵器を使用した疑いがあるシリアに対してアメリカが軍事行動を示唆するなか、ロシア軍がシリア上空のアメリカ軍のドローンに電波妨害を仕掛けていたとアメリカのメディアが報じました。

 NBCテレビは複数の政府関係者の話として、ロシア軍が数週間前にシリア上空を飛ぶアメリカ軍の小型の監視用ドローンのGPS(全地球測位システム)装置に電波妨害を始めたと報じました。電波妨害はシリアのアサド政権による化学兵器の疑いのある攻撃の後、政権の後ろ盾のロシア軍がアメリカ軍の報復を懸念して行ったもので、アメリカ軍の運用に影響を与えているということです。一方、シリアへの軍事行動を示唆しているトランプ大統領は13日から予定していた南米への訪問を中止し、緊張が高まっています。

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