シリア化学攻撃は「ねつ造」!?米ロが対立(2018/04/16 21:05)

 イギリスやフランスとともに1年ぶりのシリア攻撃を行ったアメリカのトランプ大統領。その根拠となった化学兵器については、ロシア側はその存在をは否定するなど情報戦の様子を呈しています。

 13日夜にアメリカやイギリス、フランスによって行われたシリアへの武力攻撃。アメリカ国防総省は、発射した105発のミサイルすべてが標的である化学兵器製造施設に命中させたと発表しました。国防総省は、攻撃した施設の攻撃前と攻撃後の衛星写真を公開し、その成果を強調しました。一方、シリア国営放送は破壊された施設の様子を放送。シリア政府は、破壊されたのは抗がん剤などを開発する平和的な機関だったと反論しています。当初、48時間以内に攻撃を決断するとしていたトランプ大統領でしたが、実際の攻撃は105時間後、攻撃も化学兵器に関連した施設だけという限定的なものになりました。シリア政府軍が東グータ地区にいる反体制派に攻撃を加えた際に化学兵器が使われ、被害を受けた住民や子どもたちが病院で治療を受けているというもの。この映像を巡り、アメリカとシリアの後ろ盾となっているロシアの主張が真っ向から対立しています。映像は、元スパイ暗殺疑惑で関係が悪化しているイギリスが捏造(ねつぞう)したものだというのです。アサド政権が化学兵器を使用した大量の証拠があるとし、アサド政権を支えるロシアを非難しました。しかし、今回、アメリカなどが攻撃に踏み切ったのは、国連の化学兵器禁止機関が現地調査に入る直前でした。何が本当で何が嘘なのか。例えば、映像を配信した「ドゥーマ・レボリューション」について、アメリカメディアは、反アサド政権系のグループであるとしています。さらにこの映像は、CNNが現地メディアの映像を入手し、世界に配信したものですが、使用するメディア向けに「CNNは映像内容を独自検証できていません」という注意書きを残しています。

(C) CABLE NEWS NETWORK 2018

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