IMF アメリカの成長率を2.9%に上方修正[2018/04/18 00:51]

 IMF(国際通貨基金)は世界経済の見通しを発表し、アメリカの今年の成長率は税制改革などの効果を見込み、2.9%に上方修正されました。

 今回の世界経済見通しでは、世界全体の今年の成長率は3.9%と前回1月の予想から変わりませんでした。アメリカの成長率については、法人税の減税や議会が予算の上限額を引き上げたことを考慮し、前回の予想から0.2ポイント上方修正し、2.9%としました。一方で、税制改革などの効果は2020年までは成長を後押しするものの、財政赤字の増加などからその後は成長が減速するとみています。また、アメリカと中国の間の貿易摩擦をリスクとして挙げています。日本については1.2%と前回の予想を据え置き、2017年から2019年にかけて徐々に減速するとの見通しを示しました。

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