化学兵器使用の疑いでOPCW調査団が東グータ入り[2018/04/18 02:26]

 シリアのアサド政権による化学兵器の使用が疑われている東グータ地区のドゥーマに国際機関の調査団が入りました。

 シリア国営テレビによりますと、17日にOPCW(化学兵器禁止機関)の調査団が東グータ地区最大の街のドゥーマに入りました。ドゥーマでは7日、化学兵器を使用したとみられるアサド政権軍の攻撃があり、「シリア民間防衛隊」は40人以上が呼吸困難の症状で死亡したほか、約500人が負傷したとしています。調査団は14日から首都ダマスカスに入っていましたが、ロシアとシリアが「安全保障上の理由」としてドゥーマへの立ち入りを制限するなどロシア側による証拠隠滅の疑いもあり、調査の難航が指摘されています。

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