サウジで35年ぶりに映画館オープン 次期国王の改革[2018/04/19 15:08]

 厳格なイスラム教国家で知られ、公共の場での娯楽が厳しく規制されていたサウジアラビアで映画館が35年ぶりにオープンしました。

 イスラム教の厳格な教えに基づくサウジアラビアでは、公共の場での男女の同席が認められず、コンサートや映画といった大衆娯楽はこれまで厳しく規制されていました。35年ぶりとなる映画館の再開は、次期国王と目されるムハンマド皇太子が進める経済・社会改革の一環で、経済成長や雇用創出につなげたい考えです。18日は招待客のみを招いて男女同席の元、アメリカのハリウッド映画「ブラックパンサー」が上映されました。本格的なオープンは5月になる見通しで、サウジ政府は2030年までに300の映画館をオープンさせる計画です。

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