プーチン氏「関係国関与が重要」 米主導に危機感か[2018/04/30 10:31]

 北朝鮮問題について、ロシアのプーチン大統領と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が電話会談しました。プーチン大統領は、朝鮮半島を巡る議論からロシアが排除されないよう求めました。

 27日に発表された南北の共同宣言では、アメリカや中国を加えた3カ国、または4カ国で協議を推進することが明記されています。ロシア大統領府によりますと、29日の会談ではプーチン大統領が「引き続き、すべての関係国が関与していくことが重要だ」として、ロシアが排除されないよう求めました。また、インフラ整備やエネルギー分野で、韓国、北朝鮮、ロシアの3カ国による共同事業を進める準備があることも強調しました。朝鮮半島での影響力を保ちたいロシアは、アメリカ主導で話し合いが進むことに危機感を抱いていて、韓国に釘を刺した形です。

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