習主席と金委員長が会談 中国メディアが映像公開[2018/05/08 23:25]

 中国メディアも習近平国家主席と北朝鮮の金正恩委員長が大連で会談する様子を伝えました。

 中国国営テレビは、約40日ぶりに習主席と北朝鮮の金委員長が大連で、7日から2日間にわたって会談した映像を公開しました。握手し、会談する様子や晩餐会(ばんさんかい)の様子、さらには海辺を散策し、妹の金与正(キム・ヨジョン)氏も交えて談笑する様子などを伝えています。
 2人は中朝関係をより発展させることで一致したほか、朝鮮半島情勢についても意見交換しました。習主席は「平和的な対話によって半島問題を解決させる過程を全面的に推進し、地域の長期的な安定を実現するために積極的な役割を果たしたい」と述べました。それに対し、金委員長は「関係国が北朝鮮を敵視する政策や安全面での威嚇をやめれば、北朝鮮は核を保有する必要はなく、非核化は実現できる。米朝対話を通じて信頼関係をつくりたい」と応じ、非核化へ向け条件を付けることを明らかにしました。
 また、経済について金委員長は、習主席に北朝鮮の状況を説明しました。習主席は、核実験とICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験の中止は経済を発展させる意思を表していると指摘し、北朝鮮が経済発展を重視することを支持すると述べたということです。

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