カンヌ開幕 「寝ても覚めても」と「万引き家族」は[2018/05/09 19:08]

 世界三大映画祭の一つ、カンヌ国際映画祭がフランスで開幕しました。

 71回目を迎える今年の映画祭。最高賞「パルム・ドール」を競うコンペティション部門に濱口竜介監督の「寝ても覚めても」と是枝裕和監督の「万引き家族」が出品されています。寝ても覚めてもは、主演の東出昌大さんが一人二役を務め、顔が同じ2人の男性に揺れ動く女性を描いたラブストーリー。濱口監督は39歳の新進気鋭の監督で、カンヌへの出品は初めてになります。また、是枝監督の万引き家族は東京の下町を舞台に、軽犯罪を重ねる一家の姿を通して人と人とのつながりを描いたヒューマンドラマ。ヨーロッパでも人気の高い是枝監督は5回目のノミネートで、過去に審査員賞を受賞しています。日本作品が受賞となるのかも注目のパルム・ドールは現地19日に発表されます。1997年の今村昌平監督以来、日本人監督として21年ぶりの快挙達成が期待されます。

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