米大使館エルサレム移転 抗議デモ 死者50人以上[2018/05/15 05:51]

 アメリカのトランプ政権は、イスラエルにある大使館を首都として認定したエルサレムに移転しました。猛反発するパレスチナ側の抗議デモは50人以上が死亡するなど、混乱が広がっています。

 トランプ大統領:「イスラエルは主権国家であり、自ら首都を決める権利がある」
 エルサレムで14日に行われた新しい大使館の開設式典にトランプ大統領はビデオメッセージを寄せ、「中東和平の合意に向けて、アメリカは関与を続けていく」と語りました。しかし、パレスチナ側は激しく反発しています。新しいアメリカ大使館の周辺ではパレスチナ人など数百人が抗議し、イスラエルの警官隊と激しいもみ合いとなり、数人が警察に拘束されました。また、パレスチナ自治区のガザ地区では約4万人が参加する大規模なデモが発生し、イスラエル軍による銃撃などで52人が死亡、2400人以上がけがをしました。

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