豊渓里の核実験場の新たな衛星画像 取り壊し開始か[2018/05/15 11:50]

 アメリカの研究チームは、北朝鮮の豊渓里(プンゲリ)にある核実験場の新たな衛星画像を公開しました。今回、公開された7日に撮影されたものと先月20日のものを比べてみます。すると、写真の上の部分にあった黒い建物がなくなっているのが分かります。実験場の一部で取り壊しが始まったとみられています。

 「38ノース」の分析では、さらに坑道を掘るための車両の線路も撤去され、車両そのものも解体された可能性があるということです。他にも、実験場に四角形の土台が新たに設置されたことも分かりました。研究チームは、坑道が閉鎖されるのを記録するカメラの場所を確保している可能性もあると分析しています。北朝鮮は23日から25日の間に実験場を廃棄するとしていて、画像の分析から研究チームはすでに一部の作業が始まったとの見方を示しています。

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