“米朝中止も”で揺さぶり 北朝鮮ペースに危機感[2018/05/22 11:52]

 アメリカ政府で長く北朝鮮政策を担当してきた元高官はANNの単独インタビューに答え、「交渉が北朝鮮のペースで進んでいる」と危機感をあらわにしました。

 ダニエル・ラッセル元米国務次官補:「明らかに戦略や行程表を持っているのは金正恩氏だ。交渉は金正恩氏が主導している」
 去年3月まで国務次官補を務めたラッセル氏は北朝鮮が先週、米朝会談の中止をちらつかせたことについて、米朝会談に前のめりなトランプ大統領と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領に圧力を掛ける狙いがあったと分析しています。また、この後に予定されている米韓首脳会談では、文大統領がトランプ大統領に北朝鮮に対する要求を緩和するよう求める可能性があるという見通しを示しました。

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