米朝会談で“記念コイン” 前のめり?政府に批判も[2018/05/23 10:30]

 アメリカと北朝鮮の首脳会談の開催に懐疑的な声も出始めるなか、トランプ大統領と金正恩委員長を一緒に並べた記念コインがアメリカの政府機関によって製作されていたことが明らかになり、物議を醸しています。

 ニューヨーク・タイムズによりますと、記念コインを製作したのはホワイトハウス通信局と呼ばれる政府機関の一つで、アメリカと北朝鮮の旗を背景にトランプ大統領と金委員長が向き合う姿が描かれています。また、ハングルで「平和会談」と表記し、金委員長の肩書については「最高指導者」と紹介しています。ただ、北朝鮮が会談中止の可能性を示唆して以降、会談の開催に懐疑的な声も出始めていて、コインの製作はトランプ政権の「前のめりな姿勢の表れ」と批判を呼んでいます。これに対してホワイトハウスは「デザインや製造に関わっていない」との声明を発表し、問題の火消しに追われています。

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