韓国取材団も受け入れ 英は「線量計を没収された」[2018/05/23 11:48]

 北朝鮮は25日までに、核実験場を廃棄する様子を国外のメディアなどに公開するとしています。また、保留していた韓国の取材団も23日になって受け入れる意思を示したことが分かりました。

 豊渓里(プンゲリ)にある核実験場について、北朝鮮はアメリカやイギリスなど5カ国のメディアに公開するとしていましたが、韓国のみ受け入れを保留していました。しかし、朝になって韓国記者団の名簿を受け取り、一転して受け入れる姿勢を示しました。記者団はまもなくソウル郊外の空軍基地から北朝鮮へと向かいます。また、公開される核実験場では、新たに数百本の木が植えられたと最新の衛星写真を分析したアメリカの研究チームが発表しました。公開に備えて見栄えを良くするために植樹されたとみられています。一方、22日に北朝鮮に入ったイギリスのメディアは、放射線の量を測るために持参した線量計を空港で没収されたと報じました。北朝鮮の当局者は「核実験場は完全に安全で、線量計は必要ない」と説明したということです。

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