板門店では米朝“外交のプロ”が… 議題巡り協議[2018/05/31 17:22]

 板門店(パンムンジョム)でも実務者協議が行われています。北朝鮮は会談の開催にこぎつけたいというのは伝わってきているのですが、どのような協議が行われているのでしょうか。韓国・ソウルから報告です。

 (高橋政光記者報告)
 金正恩委員長としては首脳会談でトランプ大統領から体制の保証を得たい、その一心でこれまでにない対応を取っています。アメリカのソン・キム元駐韓大使らはソウルに滞在していて、北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官らと板門店で断続的に協議しています。米朝の事前協議は当初、情報機関が主導しましたが、板門店には相手に詳しい「外交のプロ」が集結しています。非核化や体制保証も含め、首脳会談の議題を巡ってどう文書に盛り込むか、さらに調整をするものとみられます。米朝が国交正常化や平和協定に至れるかは北朝鮮が完全非核化にどう折り合えるかが焦点で、交渉は大詰めです。

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