日米首脳会談 「拉致問題を北朝鮮と話し合う」[2018/06/08 05:50]

 米朝首脳会談を前にワシントンを訪問中の安倍総理大臣は、トランプ大統領と会談しました。トランプ大統領は「拉致問題を北朝鮮と話し合う」と明言しました。

 (高羽佑輔記者報告)
 安倍総理は会見で拉致問題の解決の重要性を訴え、北朝鮮との会談にも意欲を見せました。
 安倍総理大臣:「この拉致問題の解決に資するものとなるこの首脳会談ということも当然、考えていかなきゃならないと思ってます」
 トランプ大統領:「私は安倍総理の意向に沿って北朝鮮と拉致問題を必ず話し合うつもりだ」
 安倍総理は、核・ミサイル問題については「日米はともにある」と姿勢の一致をアピールしましたが、トランプ大統領が好まなくなった「最大限の圧力」という言葉を使いませんでした。一方、トランプ大統領は「うまくいったら」という条件付きですが、金正恩委員長を将来、ホワイトハウスに招く考えを示すなど米朝会談に前のめりです。ただ、「準備はそこまで必要ない。大切なのは成し遂げる気持ちだ」とも話しました。これはアドリブでの交渉に自信を見せた発言ですが、日本にとってはトランプ大統領が何を言い出すか分からないというリスクが付きまとうことになります。

こちらも読まれています