トランプ大統領「ロシアをサミットに戻すべき」[2018/06/09 00:40]

 トランプ大統領は2014年以降、サミットから排除されているロシアを「復帰させるべきだ」と主張しました。

 トランプ大統領は8日、G7の開催国であるカナダへ出発する際に「ロシアを戻すべきだ。ロシアを交渉のテーブルにつかせる必要がある」と、ロシアのサミット復帰についてコメントしました。G7首脳は、2014年に「ロシアによるクリミアの併合は違法」などとしてサミットから排除し、その後、7カ国による首脳会議が続いています。復帰させる理由については明言しませんでしたが、トランプ大統領はこれまでもロシアに対して融和的な姿勢を示していて、今回の発言もその姿勢が反映されたとみられます。今回のG7サミットではアメリカの保護主義的な貿易政策を巡り、各国との対立が予想されていて、ロシアを復帰させるという提案が拍車を掛ける恐れがあります。

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