米朝首脳が“合意” 非核化は段階的?何を得た?[2018/06/12 15:17]

 米朝首脳会談をシンガポールで取材している渡辺宜嗣キャスターから報告です。

 日本時間12日午前10時から午後3時前までの間の約5時間が世界情勢にとりわけ北東アジアの情勢にどのような影響を与えていくスタート地点になったのか、この辺が大変注目されるわけです。

 (山下達也記者報告)
 署名の時にトランプ大統領が強調していたのが、これは包括的な文書であると、アメリカと北朝鮮の関係を劇的に変えるものだと言っていました。今のところ文書は公表されていません。非核化については大まかに基本方針で合意したのか、または北朝鮮の検証可能な非核化を目標ではなく実行するとしっかり書いてあって、具体的な手法、例えば北朝鮮はすべての核兵器、核実験場を申告すると書いてあるのかが焦点となります。

 (高橋政光記者報告)
 包括的な合意ということであれば、金正恩委員長はかねがね段階的な非核化ということを言ってきました。アメリカとの関係改善も朝鮮半島の非核化も段階的に解決されるべきだと主張してきましたので、包括的な内容ということで体制保証につながるものがあるとすれば、金委員長にとっても成果があった内容と言えそうです。

くわしくは動画で…

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