「従来より後退」 米朝共同声明を米元高官が批判[2018/06/13 11:48]

 アメリカでは今回の会談実現を評価する声が上がる一方、アメリカ政府の元高官は共同声明を「従来より後退した」と厳しく批判しています。

 NY市民:「今回の会談には敗者がいない。2人が外交関係を築く機会となった」「トランプ大統領が非核化に着手している。彼が言うことは実現するよ」
 一方、アメリカ政府の元高官は共同声明について、弾道ミサイルや化学兵器にも一切、言及せず、北朝鮮に大幅に譲歩したと批判しました。
 元米国務次官補、ダニエル・ラッセル氏:「共同声明自体は従来のものから進展していない。今回の会談で金委員長の打率は10割、欲しいものをすべて手に入れた」
 ラッセル氏は、北朝鮮の狙いは平和協定の締結に向けてアメリカを誘導することで、日米韓の連携を切り崩すことだと警鐘を鳴らしています。

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