NY近郊小さなレストランの店主 米朝会談の思い語る[2018/06/17 13:04]

 ニューヨーク近郊にある小さなレストラン。実は、北朝鮮とアメリカをつなぐ役割を長く果たしてきました。その店主が米朝首脳会談に対する思いを語りました。

 ニューヨーク・マンハッタンから車で30分ほどの距離にあるバーベキュー店。1990年代に撮られたとみられる写真には、米朝首脳会談の昼食会にも同席した北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官の若かりしころの姿がありました。
 バーベキュー店店主、ロバート・イーガン氏:「彼女は私の良い友人です。とても楽しい女性です。当時は北朝鮮外相の通訳を務めていました」
 当時は、国連があるニューヨークを舞台にアメリカと北朝鮮が水面下で接触を続けていました。知人の紹介で北朝鮮の高官と知り合ったイーガン氏の店には、多くの交渉担当者が訪れて個人的に親交を深めたということです。
 バーベキュー店店主、ロバート・イーガン氏:「私の仕事は、北朝鮮外務省の人たちに西側とはこんな所だよと見せることでした」
 その後、米朝関係がさらに冷え込んだことで、北朝鮮の外交官が店に来ることは少なくなりました。それでも、たまに北朝鮮の友人と連絡を取り合うというイーガン氏は、今回の歴史的首脳会談を前向きに捉えています。
 バーベキュー店店主、ロバート・イーガン氏:「金正恩氏は西側諸国とより良い関係を築くために方向転換をしたと、私は信じています。戦争ごっこを止めるとか、核に関する交渉などではなく、アメリカは北朝鮮と外交関係を樹立することから始めることです」

こちらも読まれています