富士フイルムHDが米ゼロックス提訴 統合破棄で損害[2018/06/19 07:58]

 富士フイルムホールディングスは経営統合の合意を撤回したアメリカの事務機器大手のゼロックスを相手取り、損害賠償を求めてアメリカの裁判所に提訴しました。

 富士フイルムは18日、ゼロックスが経営統合の合意を破棄したのは契約違反にあたり、10億ドル=日本円で1100億円以上の損害が発生するとしてニューヨーク連邦地裁に提訴しました。富士フイルムは今年1月にアメリカのゼロックスを買収し、子会社の富士ゼロックスと経営統合することで合意したと発表しました。しかし、ゼロックスの大株主が「企業価値を不当に過小評価している」と反対したことでゼロックス側は5月に統合計画を撤回し、経営陣が退陣しました。

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