北朝鮮の核施設 インフラ整備継続か 米研究チーム[2018/06/27 10:31]

 アメリカの研究チームは衛星画像から、北朝鮮の核施設でインフラの整備が続いているとする分析を発表しました。

 アメリカの「38ノース」は、北朝鮮北西部の寧辺(ニョンビョン)の核施設を21日に写した衛星画像を公開しました。原子炉の近くでは、川から冷却水を取り入れる経路が新たに整備されたことが確認されました。また、施設内の別の場所で新たに確認された2棟の建物は大きさや形が同じで、政府高官が訪れた際にもてなすために使われる可能性があるということです。核兵器の原料となるウランの濃縮施設では、建物の屋根に冷却設備の水蒸気からできた染みが確認され、稼働が続いているとみられています。研究チームは「指示が出るまで通常の活動を続けるとみられる」と分析し、会談で非核化に合意した金正恩委員長が施設の停止の指示を出していない可能性を指摘しています。

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