北朝鮮の日本人遺骨問題 支援団体が早期解決訴え[2018/07/19 09:32]

 終戦前後に現在の北朝鮮の地域で亡くなり、埋葬された日本人の遺族らを支援する団体が外務省などに北朝鮮との遺骨問題の早期解決を訴えました。

 日本人遺族の支援団体・佐藤知也会長:「正しい意味の墓地でもなく、土に埋められたという方も大勢いらっしゃる。その遺族は年齢が90歳代にも入るという時期になる。これだけの長い時期、生き別れの形でいるわけです」
 支援団体は18日、外務省と厚生労働省の職員と会い、遺骨問題の早期解決に向けて積極的に取り組むよう訴える要請書を渡しました。これに対して、外務省の職員は「北京の大使館ルートなどさまざまな手段を通じてやり取りを行っている」と明らかにしたうえで、「日米や日米韓でしっかりと連携して、北朝鮮から具体的な行動を引き出していきたい」と答えました。また、支援団体は安倍総理大臣が日朝首脳会談に意欲を示したことについて、実現すれば遺骨問題の解決につながるだろうとの期待を示しました。

こちらも読まれています