自動車関税20%上乗せ 米公聴会で反対相次ぐ[2018/07/20 11:52]

 アメリカのトランプ政権が検討している自動車の関税上乗せを巡って、公聴会が開かれ、日本など各国の政府や企業は相次いで反対を表明しました。

 アメリカは現在、輸入車に2.5%の関税をかけていますが、トランプ大統領は20%の上乗せを念頭に入れているとされています。商務省は19日に自動車と自動車部品に関税を上乗せするかどうか判断するため、公聴会を開きました。出席した各国の政府や企業の関係者は、関税が上乗せされれば製造コストが増えるなどと相次いで反対しました。日本は相川一俊駐米公使が「日本の自動車メーカーは現地の雇用に貢献してきた」と訴えました。
 相川一俊駐米特命全権公使:「貿易制限措置が取られた場合には、世界経済全体に大変な影響が起こると強調してきた」
 関税上乗せの動きには、アメリカの自動車業界からも反対する声が出ています。

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